肌の現状と将来がわかる”顔の皮膚画像解析機器「VISIA(ビジア)」”
2023/06/28「VISIA(ビジア)」は、最先端のカメラと顔の皮膚画像解析システムを搭載し、シミ、シワ、毛穴、色ムラ、赤み(炎症)、ポルフィリン(アクネ菌の代謝物)、隠れジミ(シミ予備軍)、肌年齢などの肌分析を行う機器です。肌の現在の状態と将来の予測がわかり、効果的な治療の提案が可能になります。

今になってなぜこの様なコラムを書こうと思ったかというと、治療方針を決める上で皮膚の画像診断システムの使用は標準と思っていたのですが、
今までレーザー(様々な種類を含む)を受けてこられた患者様の中にも、一度もこういった画像診断装置で撮影したことが無いという方がいらっしゃったので、あえてこの様に皮膚画像解析機器(VISIA)がどの様な機器で、どの様なことが可能なのかを書かせていただきました。
顔の皮膚画像解析機器「VISIA」の特徴
・肌をカラー写真とUV写真で撮影し、専門的に解析
現在の状態はもとより、肉眼では見えない潜在的な隠れジミやシワ、キメや毛穴の状態などを特殊なモードで撮影して解析できるうえ、肌年齢や未来の肌の状態の予測も可能です。
カラー写真(シミ、シワ、毛穴、色ムラなど)とUV写真(隠れジミ(シミ予備軍)、ポルフィリンなど)の撮影と解析が一台でできるのが魅力です。
・圧倒的な再現性
前後写真の3次元的ポジションマッチング
撮影ポジションのずれによる解析誤差を防止、常に一定の照明で撮影が可能。前後写真の色調の違いも防止。
正しい予測に基づいた効果的な肌治療のご提案とレーザー治療の効果の把握可能になります。
肌の状態を正確に分析するための機能を搭載
肌分析を正確に行うためには、毎回同じ位置で同じ部位を、ズレのないよう撮影を行う必要があります。「VISIA(ビジア)」はこの撮影位置の誤差を防ぐため“3次元ポジションマッチング機能”を搭載。撮影部位を自由に設定することができます。 また写真の色調の変化を防止するため、照明が一定に保たれるようになっています。

解析・確認項目一覧
・シミの解析
カラーの画像で、色・形・大きさなど肌の色素沈着を解析。見た目ではわかりづらい薄いシミやそばかす、肝斑などの判別に使用します。
・隠れジミの解析
現状は肌表面には表れておらず将来的に出現する可能性のある隠れジミをUV画像で確認できます。
・毛穴の解析
周辺の部位より凹んでいる毛穴を、カラー画像に映る陰影から判別。数や形を解析します。
・シワの解析
カラー画像により、シワを周辺の皮膚の色より暗く細い線形と判別し、その本数や位置などを解析します。
・キメの解析
写真に写りこんだ範囲内での肌の色を判別し、皮膚の凹凸を判別。皮膚表面のなめらかさ、キメの細やかさを解析します。
・ニキビ肌の傾向の解析
UV撮影により、ポルフィリンとよばれるアクネ菌の代謝物の量を解析。ニキビができやすい肌かどうかがわかります。
・皮膚の色の解析
皮膚の色を構成しているメラニンやヘモグロビンなどを判別し、治療前後で赤ら顔やニキビ、色素沈着の改善効果を測定します。
・肌年齢の解析
これまでVISIA(ビジア)で診断をした109,300人(うち日本人は11,000人)分の測定結果をデータベース化。自分の分析結果と同世代の平均値を比較できます。
・まつ毛の解析
まつ毛の長さとボリュームを解析し、平均値と比較し5段階で評価ができます。
VISIA(皮膚の画像解析)は、あくまでも診断の参考となるツールとなります。
最終的には、院長の長年の知識と経験により判断し、治療方針や施術のご提案をさせていただいております。
特に”シミ”の診断に関しては、目視だけでの判断では難しい場合もあり、画像解析を使用したとしても確定診断は難しいものです。
一つの指標として、特にしみ治療をされる場合は、診察時にVISIAのような画像診断による肌解析でのデータを踏まえて診察してもらえるクリニックの方が安心だと思いますよ!
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