看護師が教えるPDTってなーに？

ニキビ、皮脂治療として海外では定番治療のひとつですが日本ではあまり知られていないPDTについて

銀座スキンクリニック看護師しのがPDTを解説👧！

PDTとは？

光線力学療法（フォトダイナミックセラピー：PDT）のことです。

5-ALA (アミノレブリン酸)とそれを励起するライトを当てることによる光化学反応を利用した施術です。

他の科では癌病変や腫瘍病変の治療として保険診療で行われていることが多いです🏥。

 

5-ALAとは？

体内にもあるアミノ酸の一種のことです。黒酢やバナナ、納豆などにも多く含まれています。

最近ではコロナウイルスの治療薬としても注目を集めいています👀✨

https://www.instagram.com/p/CLMCWRgAQYj/

 

5-ALAは皮膚内でプロトポルフィリンという蛍光物質に代わります。ポルフィリンが選択的に毛包や皮脂腺、そしてアクネ菌に取り込まれ、ライトを当てることにより強い活性酸素が大量に産生します。

それにより、皮脂腺の破壊、殺菌という効果があり、結果的に新しくできるニキビの抑制、皮脂分泌の改善があります☺✨

当院の治療ではニキビ、皮脂、イボの治療が主に行われています。

ニキビができやすい方は皮膚にアクネ菌が多いため、そこから発生するポルフィリンが多い場合があります。適切なライトを当てるだけで自宅でPDTができる可能性もありますね☺🌟（当院でも顔のポルフィリンの量を調べることができます！気になる方はぜひお問い合わせください☝）

当院治療方法

外用法と内服法の2種類があります。

では、その違いについて↓↓

・外用法

外用法が治療として世界的に標準の治療法なんです👀

5-ALA を施術部位に塗布し3時間後に照射となります。

メリット：部分照射可能、低コスト

デメリット：赤みが出やすい　薄いかさぶたができることがある

→皮膚の上から塗ることによって正常な表皮細胞にもポルフィリン（赤みをだすもの）が蓄積されやすいため反応し赤みが出やすく、反応が強いとピーリング作用が起きるます。

・内服法

5-ALAを内服していただき、4時間後に照射となります。

メリット：治療までの待ち時間がかからない。外用法よりは赤くなりにくい。

デメリット：胃部不快感、肝臓機能低下の可能性（念の為1週間以内に採血をいたします）

東南アジア人の様なダークスキンタイプは炎症後の色素沈着が起きやすいので、施術後の赤みが気になる方には内服法が安心かも⁉

※施術後の注意

薬を塗布してから+施術が終わってから次の日一日は必ず遮光が必要になります‼

【PDT後赤みが強く出てしまった患者様からのお声🙅‍♀️📢】

“PDT照射した次の日に炎天下の中で野球をしました”

“電気をつけたままソファーで寝てしまいました”

太陽光だけでなく室内の普通の照明にも反応するため物理的な光のブロックが必要になります。（部屋のライトを暗くして過ごす、厚化粧など。反応する光は紫外線ではないので一般的な日焼け止めだけでは無効なことに注意してください！）

最後に

海外ではニキビの治療として国が認可している施術です。

また、アメリカ皮膚科学会のニキビガイドラインでは、PDTは光・レーザーを使った治療法の中では最もエビデンスがあるとされています。

施術中、施術後の遮光を気を付けていただければダウンタイムはほとんどありません☝

施術を受けられた患者様からは“ニキビができにくくなった。”“一回で効果が見られたのでうれしい”などのお声をいただいています。

皮脂は暖かくなってきたこの時期におすすめの施術です！

長年ニキビに悩んでいる方は多くいるのではないでしょうか？

ニキビは早め早めの治療が必要です！傷跡になったり、凹凸ができたりしてしまいます。❌🙅‍♀️

その前に！！慢性化しているニキビに積極的な治療のひとつとしてPDTはとてもおすすめです👍

私たちとノーニキビを目指して治療していきましょう💑

PDTの金額等詳細はこちら👇

https://ginzaskin.com/menu2/pdt.html

※ニキビ治療の方法は、その方の状態により様々な選択肢で治療方法の１つです。まずはご相談ください👩❣